浅田真央/仮面舞踏会
アラム・ハチャトゥリアン『仮面舞踏会』より「ワルツ」/浅田真央
今回演奏する「シンデレラ」などを含めて、ロシア音楽というのはフィギュア・スケートのBGMで使われる事も多いようです。ロシア音楽の持つ冷たい華やかさ、独特の幻想性がマッチするのでしょうか。
調べられる限り取り上げて行きます。第1回はハチャトゥリアン作曲のバレエ音楽『仮面舞踏会』より「ワルツ」です。
浅田真央さんや織田信成さんが使っていますね。参考として浅田真央さんの映像を下に埋め込みます。再生ボタンで再生します。
はい。とっても美しいですね。すばらしいですねー。
はっ、音楽の紹介でしたね。失礼しました。
ハチャトゥリアンは、ダヴァーイでも第2回の演奏会において、「ガイーヌ(ガヤネー)」を取り上げましたが、アルメニア人であり、モスクワで学んだソヴィエト時代の作曲家です。 その曲はカフカス地方の民族音楽の特徴を非常に活かした印象的な曲が多く、「ガイーヌ(ガヤネー)」においても「剣の舞」「レズギンカ」「収穫祭」などをはじめとして多彩で魅力的な曲たちが好評を博してました。他にも「スパルタカス」や、交響曲、ヴァイオリン協奏曲、コンチェルト・ラプソディーなどなど素晴らしい作品群を残しています。
「仮面舞踏会」はレールモントフの戯曲を題材にした劇音楽として作曲されました。劇中、主人公のアルベーニンが自分の妻ニーナが不貞を働いたと勘違いし、舞踏会でニーナに毒入りアイスクリームを食べさせてしまうのですが、毒を盛られた事を知らずに帰宅したニーナが舞踏会の余韻に浸り回想する場面において使われるのがこのワルツです。豪華絢爛な響きであるにもかかわらず、どことなく哀愁のあるメロディが非常に印象的ですね。
「仮面舞踏会」は将来的に必ず演奏します!しばしお待ちを!