シチェドリン:管弦楽のための協奏曲第一番「お茶目なチャストゥーシュカ」、プロコフィエフ:バレエ「石の花」より「ジプシー幻想曲」op.127、チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」op.20
オーケストラ・ダヴァーイ 第6回演奏会
皆様はロシアと言えば何を思い出しますか?
マトリョーシカ、クレムリン、ヴォートカ(ウォッカ)、メンデレーエフ、ビーフストロガノフ、ボルシチ、ピロシキ、プーチン大統領、フィギュアスケート、ドストエフスキー、タルコフスキー、ソクーロフ、ピョートル大帝、エカテリーナ、イワン雷帝、チェブラーシカ、チェブラーシカ、nginxなどなど出てくるかと思います。
バレエを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
第6回の演奏会では、なんと2曲もバレエ曲をとりあげます。
演奏曲について順にご紹介します。
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」op.20
第6回演奏会のメインはチャイコフスキーの「白鳥の湖」です。バレエ音楽の中でもっとも有名で王道中の王道と言えましょう。
悪魔ロッドバルトによって白鳥の姿に変えられたオデット姫は、夜にだけ元の姿に戻ります。ある月夜にジークフリート王子と遭遇し、2人は恋に落ちます。悪魔の陰謀により、ブラックスワンに騙されたりするなど困難に遭遇する王子。果たして無事姫を助け出すことができるのか?!
演奏するのは組曲ではなく、全曲版の中から20曲を抜粋する超豪華スペクタクルです!抜粋曲は以下の通りです!
序奏、1情景、2ワルツ、8乾杯の踊り、11情景、13-4四羽の白鳥達の踊り、13-5パ・ダクシオン、14情景、15第3幕の序奏、20ハンガリーの踊り、20aロシアの踊り、21スペインの踊り、22ナポリの踊り、23マズルカ、24情景、25間奏曲、26情景、27小さな白鳥たちの踊り、28情景、29情景・終曲
70分以上白鳥の湖に浸れるという素晴らしい機会です!
思う存分ご堪能いただけるかと思います。
プロコフィエフ:バレエ「石の花」より「ジプシー幻想曲」op.127
プロコフィエフのバレエ音楽「石の花」よりプロコ自身が抜粋して組曲とした「ジプシー幻想曲」です。
「石の花」は、本物の花よりも美しい石の花を作ろうとする石工のダニーラが銅山の女王に連れ去られてしまい、許嫁であるカテリーナが捜し求めるストーリーです。「ジプシー幻想曲」はカテリーナがダニーラを探す途中で遭遇するジプシーたちの踊りの音楽を集めたものです。ダイナミックで異国情緒に溢れる大変魅力的な音楽が並びます。
シチェドリン:管弦楽のための協奏曲第一番「お茶目なチャストゥーシュカ」
前プロとしてはシチェドリンの管弦楽のための協奏曲第一番「お茶目なチャストゥーシュカ」を演奏します。シチェドリンの奥様はボリショイ劇場のプリマであったマイヤ・プリセツカヤであります。
白鳥の湖も当然踊ってらっしゃいます。
今回の演奏会はある意味「バレエづくし」とも言えます。多少強引ですが(笑)
また、シチェドリンには、ビゼーのカルメンを編曲した素晴らしい作品がありますね。動画はマイヤ・プリセツカヤによるものです。
今回はバレエ曲ではなく、管弦楽のための協奏曲第1番「お茶目なチャストゥーシュカ」を演奏します。ジャズ風味のアップテンポの曲で変わった奏法がいろいろ飛び出してくるお茶目で楽しい曲です。
オリンパスホール八王子
演奏会の会場であるオリンパスホール八王子は平成23年に開館したばかりの新しくてとても綺麗なホールです。サントリーホールと同じく永田音響設計が音響設計をしていて、ホール全体が一つの楽器となるような素晴らしい音響のホールです。
ぜひ一度ご堪能ください!