北京ヴァイオリン チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
北京ヴァイオリン チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
「北京ヴァイオリン」は2002年の映画です。中国の田舎町で13歳のチュン(タン・ユン)は、父リウ(リウ・ペイチー)と2人で暮らしてました。父は息子を一流のヴァイオリニストにしようと奔走し、北京で開かれるコンクールのために北京に来て暮らすようになります。コンクールまでの間に繰り広げられる親子の間や北京で知り合ったリリ、ヴァイオリンの先生らとの心の交流も丁寧に描かれていて非常に感動的な映画です。
さて、この映画の中で最も印象深いシーンの一つは下の動画のシーンです。様々な事情で北京を去る父を追って、コンクールを放棄して北京駅に駆けつけ、駅構内でヴァイオリンを弾きます。曲は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第3楽章です。主人公を演じたタン・ユンは実は音大の学生ですので動きは素晴らしいです。音は中国のヴァイオリニスト、リー・チュアンユンです。
このシーンだけでなく、他にもいろいろなヴァイオリン曲が流れていて楽しめます。残念ながらロシア系はこのチャイコのものだけですが(笑)
感動的ですね。まだご覧になってない方は是非ご覧になって下さい。さて、ダヴァーイではまだヴァイオリン協奏曲の演奏はありませんが、チャイコだけでなく、ハチャトゥリアン、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、グラズノフ、ストラヴィンスキー、ミャスコフスキー、タネーエフ、シチェドリンなどロシア系の素晴らしいヴァイオリン協奏曲はたくさんありますので、順に演奏して行きたいと考えています。
10/04/29